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10月5日更新!えん下食について

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*鹿児島ヤクルト販売(株)CS推進室では、“毎月第1水曜日”に皆さまの健康に役立つ情報を発信しています*


木々の色が変わり、秋の訪れも目に見えてわかるようになってきました。景色の変化だけでなく秋は食べ物も豊富な季節です。秋の味覚といえば〇〇!というように食べ物を美味しくいただくことができます。「食べる」ということは私たちの三大欲求の一つ。いつまでたっても美味しく食べ物をいただきたいですが、年齢を重ねるごとにいずれは「食べる」ということが難しくなってしまうことも現実です。

現在の超高齢社会では、この「食べる」ということが困難になっている(摂食・えん下障害)方々が増えています。摂食・えん下障害とは、加齢や病気から食べ物をうまく口に運べない、噛めない、口からこぼれてしまう、口の中に唾液や食べ物が残る、食べたり飲んだりするとむせるなどの症状のことです。これらが進むと、低栄養・誤えん・窒息、QOL(生活の質)の低下を招きます。この問題を少しでも解決できるのが「えん下食(えん下訓練食)」です。

「えん下食(えん下訓練食)」とは、えん下機能が低下した方に配慮して、やわらかさや形態を調整した飲み込みやすい食事です(例えば、揚げ出し豆腐を絹ごし豆腐のあんかけしたり、ミキサーにかけ、ゼリー状に固める等。)図は対象の方がどの段階の食事を安全に食べることができるか判断する際の目安になります。(病院や施設の専門職が判断)この分類をもとに食事形態を決定し、摂食・えん下の訓練をすることで口から食べるということを維持していきます。

 

在宅介護が増え、自宅でえん下食といったような食事を作るご家庭も増えつつあります。毎日作ることに負担を感じる時は市販のものを活用したり、専門家にアドバイスをもらったりして難しく考えず食事を楽しむことを忘れないでほしいです。最後の最後まで口から食べることは生きる喜びや意欲をもたらします。

ヤクルトの食べるヨーグルト「ソフール」は、ゼラチンおよび寒天で固めたなめらかな口溶けのヨーグルトです。期間限定のぶどう味も秋の味覚のひとつ。通常のヨーグルトが食べにくいという方はぜひ一度お試しください。

【スライス法】

食べる時はスプーンに山盛りせず、スライス状にすくうと、噛む力・飲み込む力が弱っている方も食べやすい。