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4月8日更新!ヤクルト誕生90周年

鹿児島ヤクルト販売 Youtube公式チャンネル

プロ野球ソフトバンク・ホークスの本拠地は、ペイペイドーム。最寄りの駅は、福岡市地下鉄空港線の唐人町駅です。この駅から北西方向に200メートルほど歩くとホークスとうじん通りに面した善龍寺墓地があり、その近くに「ヤクルト事業創業の地」と書かれた石碑が建っているのだとか・・・。

1935年(昭和10年)、この地で“代田保護菌研究所”としてヤクルトの販売がはじまりました。今年でヤクルトは、誕生90周年を迎えます。

ヤクルトの創業者は、京都帝国大学医学部で微生物を研究していた代田稔博士。「病気にかかってから治療するのではなく、病気にならないよう予防が大切!(予防医学)」・「人が栄養を吸収したり、病原菌が暴れる場所は腸。腸が丈夫だと健康で長生きにつながる!(健腸長寿)」の考えのもと、長年にわたり人の腸内に住む乳酸菌を研究した方です。そしてラクト・バチルス・カゼイ菌を見いだして、胃酸や胆汁酸で殺菌されることなく、生きたまま腸内に届く、酸に強い菌として強化培養し、1930年(昭和5年)にラクト・バチルス・カゼイ・シロタ株を作り出しました。今では、その菌のことを“乳酸菌シロタ株”と呼んでいます。

代田博士は、この乳酸菌シロタ株をどうしたら多くの人に摂取してもらえるのかをさらに研究しました。お手本は食べるヨーグルトだったようです。ヨーグルトは古くからヨーロッパで牛やヤギの乳を発酵させた乳製品。ドロッと固まっていて、味は酸っぱいもの。そこで代田博士は、液体の方が口に入れやすく、子どもにも大人にも美味しく飲んでもらえるようにと実験を繰り返します。そうして5年ほどかかり、脱脂粉乳を原料にシロップと混ぜ合わせた飲料を完成させました。発売当初は、1本が72ml、小さな牛乳びん風の瓶詰で、原液を水で薄めて飲むタイプだったようです。

ヤクルトは簡単に誕生したわけではありません。乳酸菌の研究から数えると十数年の代田博士のご苦労があります。発売後、今年で90年。世界の共通言語だったエスペラント語のヨーグルトを意味する“ヤフルト”から“ヤクルト”とネーミングした代田博士の脳裏には、発売当初からヤクルトを世界中に広めて、多くの人々の健康に役立ててもらいたいとの願いがあったのかもしれません。今では日本を含めて40の国や地域で毎日一日平均約4000万本近くがご愛飲されています。

人も地球も健康に・・・代田博士の想いは、90年もの間、脈々と受けつがれ、これからも歩み続けていくことでしょう。健康で元気でいられることが、一番大事です。これからもヤクルトをご愛顧くださいますようお願いいたします。