2月1日更新!恐るべし!腸内細菌!!
*鹿児島ヤクルト販売(株)CS推進室では、“毎月第1水曜日”に皆さまの健康に役立つ情報を発信しています*
今年の干支「うさぎ」。動物園だけでなく学校の飼育小屋にいたり、ペットとしても人気が高まっている動物ですが、皆さんはうさぎについてどのくらい知っていますか?
見た目も可愛らしいうさぎは、穏やかで温厚な性格であることから「家内安全」、跳躍する姿から「飛躍」・「向上」を象徴しています。うざぎの跳躍する姿は「ぴょんぴょん」と表現してしまいがちですが、実際は「ダダダダッ」と短距離ダッシュ能力に優れ、外敵から襲われないために、目にも止まらぬ速さで猛ダッシュするそうです。また犬や猫のように鳴き声を上げないので、コミュニケーションを取ることが難しそうですが、視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚の五感をフルに働かせながら、ぴくぴくと鼻や耳を動かしたりして環境の変化や飼い主の気持ちを感じ取っています。意外と感情表現豊かなんですね。
食事は母乳以外の動物性食品を摂取しない完全草食動物です。うさぎの腸は長くて、巨大で優れた盲腸を持ちます。この盲腸の中では共生する腸内細菌の力を借りて、消化が困難なセルロースなどの食物繊維を分解し、たんぱく質やビタミンなどの栄養素が作られます。盲腸で発酵され分解してできた栄養素は便として外へ出て行ってしまいます。
【うさぎのウンチは2種類!!】
普段私たちが見ているコロコロで丸いウンチと柔らかくて粘液に包まれたぶどうの房状のウンチです。後者は「盲腸便」と呼ばれ盲腸で作り出した栄養素がたっぷり含まれています。うさぎのウンチは半分以上が盲腸便でこのウンチを直接お尻に口を付けて飲み込むことで栄養素を吸収しています。腸内細菌のバランスが崩れ盲腸で異常発酵などが生じると健康な盲腸便が食べられず、うさぎは栄養不足となり免疫力などが低下してしまう恐れがあります。ヒトも動物も健康で過ごしていくためには腸内細菌の力が必要なんですね。腸内細菌、恐るべし!