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3月5日更新!おなかの「店子(たなこ)」たちへ愛を込めて♪

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*鹿児島ヤクルト販売(株)CS推進室では毎月第1水曜日に皆さまの健康に役立つ情報を発信しています


先日、天文館センテラススクエアにて開催された「フラワーフェスタin かごしま2025」に行ってきました。この催しは鹿児島県花き振興会が主催となり、花き関係団体による装飾展示や体験イベントを通じて、県民の皆さまに鹿児島の花を身近に感じ楽しんでいただく目的で毎年開催されています。会場内には色とりどりの花々が咲き、ふんわりと春の香りが漂う様子は、まるで春のお花畑のよう!当日は風も強く冷え込みの強い日でしたが、一足早く春の気分を満喫できました♪

さて、お花畑といえば、私たちのおなかの中のお花畑「腸内フローラ」。1000種類・100兆個の腸内細菌たちが日々、私たちの健康を守ってくれていることはご存知の通りです。それらの腸内細菌たちは、暖かく、栄養豊富な私たちの腸内を住処にしているわけですから、いわばおなかを借りて住む「店子(たなこ)」のようなもの。その「店子(たなこ)」たちが、家賃代わりとして私たちの健康維持のためにはたらいている関係は、win-winの共生関係と言えますね。この「店子(たなこ)」たちのはたらきには、私たちが消化できないものを消化・分解してくれたり、ビタミンを合成したり、はたまた免疫細胞たちの訓練相手を務めたりと様々。それぞれが異なる役割を担うので、性質も好みも多岐に亘るようです。

話は少し変わりますが、健康維持のための食事ポイントとして「好き嫌いなく、色々な物を食べる事が重要」という話はよく聞きますね。管理栄養士の私も食事指導の際によく使っていた言葉です。それは「いろいろな食品を摂ることで、さまざまな栄養素を得られるから」という、栄養面を意識したポイントなのですが、「腸内フローラ」について学ぶ度に、「このポイントは栄養面だけではなく、好みも性質もはたらきも異なるさまざまな腸内細菌たちのためにも有効なのだな」と強く感じるようになりました。腸内細菌を研究する著名な方々が唱える、「腸内フローラは多様性(ダイバーシティ)が重要」ともつながります。

近年、「腸内フローラと性格の変化」についての実験・報告など、興味深い論文も多数見られます。また、「うつ病」の患者さんの腸内にビフィズス菌が少ないという報告もあり、おなかの環境が心身全体の健康に大きく関わっていることは間違いありません。

みなさんのおなかに住む小さなちいさな「店子(たなこ)」たち。そのチカラを存分に発揮させるため、私たち家主が、おなかの環境を整えることに努めなければなりませんね^^