8月5日更新!熱中症にご注意を!
*鹿児島ヤクルト販売(株)CS推進室では、“毎月第1水曜日”に皆さまの健康に役立つ情報を発信しています*
私は昭和世代の人間です。夏場には“日射病”の予防のために外で遊ぶときや外出時には、「必ず帽子をかぶれ!」と言われて育ちました。また、部活時・・・私はバスケットボール部でしたが、練習時には「水を飲むな!」とも指導されていました。今と昔では大違いですね。
さて、昭和世代の人・・・日射病そのものが熱中症だと勘違いしていませんか?実は“日射病”というのは、熱中症という大きなカテゴリーの中のひとつなのです。日射病は、頭に直射日光を受けることが発症の原因ですから、つばの広い帽子をかぶったり、日傘をして利用したりすることでそれなりの予防ができます。
では、“熱射病”となると、どうでしょうか?
炎天下での行動(活動)だけでなく、高温多湿の環境下でも長時間過ごすことで発症する病気です。熱中症の中でも最も重症な状態で意識障害やけいれんといった中枢神経障害、腎臓や肝臓など全身の臓器の機能低下が生じる命にかかわる危険な状態です。これは体内のミネラル不足や水分不足も発症の原因となります。日射病、熱射病は必ずしも熱が加わる灼熱のような状況でなくても発症する恐れがあることから現在では“熱中症”と 一括りにして呼ばれるようになりました。今、熱中症を予防するために、「こまめな水分補給」をすることが大事だとの知識を持って、皆さんはそれを実践しています。
ただし、コーヒーや紅茶などカフェインを多く含むものやビール等のアルコールは利尿作用で体内の水分を排泄してしまうため、水分補給には全くの不向きだということをお忘れなく!
また、忘れがちですが、汗をかく前、運動する前、入浴前、寝る前にもコップ1杯、水分補給をしましょう。当然のことですが、汗をかいた後、運動後、入浴後、そして起床時にも水分補給を習慣化したいものです。通常の室温で平熱の人が6時間寝た場合、体重70㎏の人で630ml、50㎏の人で450mlの水分が、汗や呼気、尿として失われているからです。
その他、熱中症の予防として大切なことがあります。それは、「睡眠」です。
睡眠不足だと熱中症にかかりやすくなります。理由は、体温調節機能が低下するからです。睡眠は、脳や体を休息させる大切な役割があります。脳が疲労したままですとはたらきが鈍くなり、熱暑にさらされた体の体温調節機能が低下し、熱中症にかかりやすくなるのだそうです。
良い睡眠を得るために、ヤクルト1000を夏場の健康管理にお役立てください。