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9月2日更新!私たちは「似たもの夫婦」?

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「似たもの夫婦」という言葉があります。その意味は、夫婦は性格や趣味、外見などがよく似ているということ。夫婦が一緒に暮らしているうちに性格や趣味、外見などが似ていくことという意味です。

しかしこの言葉は、あまり結婚して間もない夫婦に使うのではなく、ある程度の歳月を一緒に過ごした夫婦に使われることが多いものです。

結婚当初は、性格や趣味などがぴったり一致しないことが多くても、夫婦として、家族として一緒に過ごしていくうちにお互いへの理解が深まり、自然と似てくるということです。これはこれで仲よし夫婦で良いのですが、こんな研究結果が発表されたことをご存じでしょうか?

 

『夫婦は病気も似てくる!?』

 

夫が生活習慣病(高血圧や糖尿病、脂質異常症など)で治療を受けている妻は、同じ病気で治療を受けるリスクが高いというものです。筑波大学の研究グループが発表しました。同研究グループは、平成28年の国民生活基礎調査の匿名データーを基に、40歳以上の約8万7千組の夫婦を対象として分析。生活拠点地域や経済状況、年齢や学歴、飲酒や喫煙などの生活習慣その他の要素での身体への影響を統計学的な手法で調整し、夫が治療中かどうかとの関連を検討後、次のような結果を導き出したとのことです。

夫が高血圧で治療中の場合、そうでない妻と比べた相対リスクが約1.8倍。糖尿病では同じく約1.5倍、脂質異常症では同じく約2.6倍でした。年齢層を問わずその関連性が見受けられましたが、年齢が高いほど夫婦の病気の関連が強くあらわれているようです。

夫婦は一緒に生活していますから、同じ食事を取りがちですし、生活習慣もお互いに影響を与えていると研究グループは指摘しています。家族で食事や生活習慣の改善に取り組むことはもちろん、健康診断も一緒に受けることが大切だとも強調しています。

 

健康で長生きの「似たもの夫婦」を目指したいものです。