5月7日更新!あなどれない子どもの便秘
*鹿児島ヤクルト販売(株)CS推進室では毎月第1水曜日に皆さまの健康に役立つ情報を発信しています
妊娠・出産そして育児休暇を終えて1年3か月ぶりに職場復帰した私。休暇中、新しい発見の連続と共に一番困ったことはわが子の便秘でした。日頃の業務から排便については知識があったため、綿棒浣腸やマッサージなどの刺激、水分摂取を心掛け最初のうちは「そのうちにでてくるだろう」とのんきに思っていました。離乳食開始の頃は母乳やミルク以外からの食べ物を初めて受けつけるため便の状態が変化し便秘や下痢になりやすいといいます。案の定、わが子も便秘になりました。便秘の解消には運動や食事、生活習慣の改善・・・と言いますが、生後半年の我が子には当てはまりません。そもそもうつ伏せ状態の体勢で踏ん張ることができないのですから。これは座ることや立つことが不自由になった寝たきりの高齢者にも同様のことが言えます。
まず排便をする体勢は足をしっかり地面につける、そして腹筋(腸腰筋)を使って力を入れながら同時にお尻の力を抜くという協調運動を上手に使う!これもなかなかうまく出来ません・・・。仕方なく下剤や浣腸を使用して排便を促すしかなかったのですが、こんなにも便秘に悩まされるのものかと痛感しました。子どもの便秘について調べたところ便秘になりやすい時期は3回あるようです。
〇1回目➡離乳食開始頃
(消化器官が未発達、新しい食べ物に触れることで腸が敏感になったり刺激されるなど)
〇2回目➡トイレトレーニングを始める2~3歳頃
(オムツが外れトイレの環境が変わりうまく対応できないなど)
〇3回目➡小学校入学後、集団生活の中でトイレに行かなければならない頃
(学校でトイレに行くのをためらう、我慢してまう、朝トイレに入る時間がないなど)
幼稚園や小学校の出前授業に行くと、子どもの排便に困っている保護者の方は少なくありません。子どもたちに聞いても毎日ウンチが出ないことが普通であるかのような子たちもいます。乳児期から便秘だと「そういうものなんだ」と感じているのです。ですが子どもの便秘はあなどれません。人生100年時代、元気に生きていくためにも「腸を元気にしておく=うまく排便をすること」はとても大切なこと。赤ちゃんのうちからスムーズに出す習慣をつくりこの3回の時期を乗り切って排便に対しての苦手意識を取り除いてあげることが大人の役割のひとつでもありますね。鹿児島ヤクルト販売では、保育園児や幼稚園児を対象に子どもたちへの出前授業を行っています。幼いうちからトイレの習慣、よいうんち・わるいうんちの見分け方などエプロンシアターなどを使用して楽しい参加型の出前授業です。普段の食育授業に便育授業を取り入れてみませんか?ご参加お待ちしています。