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11月5日更新!お茶生産量日本一・鹿児島県

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*鹿児島ヤクルト販売(株)CS推進室では毎月第1水曜日に皆さまの健康に役立つ情報を発信しています


お茶の生産量日本一はどこか知っていますか?・・・実は鹿児島県なんです。鹿児島県は2025年にお茶生産量日本一をようやく手にしました。

先日、鹿児島女子短期大学で開催された鹿児島お茶大學に参加させていただく機会があり、お茶の歴史からかごしま茶の特徴や品種改良について鹿児島県茶業界、研究者の方から講話を聴くことができました。茶品種育成には長い年月がかかり品種登録までたどり着ける確率は1万5千分の1に過ぎないそうです。またお茶の生産量だけでなく21年連続、全国茶品評会で産地賞も受賞しており、かごしま茶のコクと香りは全国的に高い評価を受けています。最近では外国人にも人気の高いお茶。手間なくいつでも淹れたてのお茶を飲めるように、フリーズドライの開発に取り組んでいることなどお茶のさらなる魅力を世界へ発信すべく新たな挑戦をし続けています。(以前海外へ行った際にケーキ店にも鉄瓶とお茶を販売していてコーヒーや紅茶だけではなく、スイーツとお茶の選択肢も広がっているのだと驚いたことがあります。)研究者や生産者の方々はお茶一杯から生まれる幸せやくつろぎを改めて知ってほしいと熱い思いで取り組んでいます。やっと日本一を掴むことができ、聴いている私たちも本当に嬉しく誇らしい気持ちになりました。

またお茶にはポリフェノールの一種であるカテキン(渋み成分)が豊富に含まれます。このカテキンは大腸まで届き、大腸に住む腸内細菌によって代謝されます。有害菌の細胞膜を破壊したり、はたらきを阻害することで有害菌の増殖を抑制します。そして有用菌の住みやすい環境を作り出し腸内環境を整えてくれる優れものです。カテキンやカフェインはお湯の温度が高いと溶けやすく、逆に水出しするとうま味成分(アミノ酸)を多く引き出せるので飲む目的によって温度を変えてみるのもいいですね。

会場では様々なお茶の試飲をさせてもらいましたが、美味しいお茶を飲むとホッと心が落ち着き穏やかな気持ちになりました。鹿児島には”茶いっぺ”の文化があり、「そんなに急がず一息ついてお茶でも一杯飲んで行きませんか」と相手を気遣うおもてなしの風習です。休憩したいとき、ちょっと心を落ち着かせたいとき…様々な場面で私たちの身近にあるお茶。みなさんはどんなときに飲まれますか。茶いっぺしませんか?

●特色ある「かごしま茶」の品種を紹介

【ゆたかみどり】

温暖地帯に適した品種で採取前に被覆し、深蒸しで製造することにより濃厚なうま味とコクのある味に。

【さえみどり】

うま味成分のアミノ酸含有量が多く、カテキン含量が少ないため甘く感じられる。

【あさつゆ】

濃厚な水色とうま味。天然玉露とも言われる。

【あさのか】

うま味成分のアミノ酸、渋み成分のカテキンとともに多く、甘味渋みともに強い個性的な品種。